2008年12月03日
新米に思うこと
本校は全寮制で、生徒たちは3食の食事を学校食堂でとります。
そこで出される主食の殆どはお米。
麺やパン週1~2回であとはひたすらご飯食です。
そのお米は学校農場の1部門である作物部が一括して生産し、
9月の収穫時に、食堂へ新米を納品してくれます。
私たちはそれを1年間大事に食べ続けるわけです。
次の収穫までの1年間に消費するお米の量は、
毎年予想して決めています。
収穫時は、次年度の入学生の人数や
男女比がわかっていませんので、年によって
納品してもらう1年分のお米の量を読み間違い
足りなくなってしまうこともありますが、
基本100%自給してやってきました。
愛農高校の誇れる点でもあります。
本年の新米解禁は11月24日でした。
9月中旬には収穫できているのに、何故、というと、昨年度の収穫時に予想したよりも今年食べたお米の量が少なかったからでした。 足りなくなってしまうのとは逆に、思ったより食べてくれず余ってしまうこともあるのです。
自給するからこそ、取れたての野菜や卵や牛乳、果物、そしてお米を真っ先に食べることができます。 けれど、工業製品とは違う生き物を作っているのが農業です。 予定より多く採れた時は、だからこそ、余った古いものを食べ続けます。 食堂で日常的に使用している、市場では規格外品として値をつけられないいびつな野菜も、もっとも美味しいものを手に入れることができる私たちが、進んで食べています。
生徒たちが空が暗いうちから作業し、手にアカギレを作り育て上げたものですから、生徒たちに一番美味しい一番いいところを食べさせたい、という強い気持ちと、同時に、そうやって作られたものだからこそ、規格外だからといって廃棄するようなことはしてはいけないと思う気持ちと、いつもジレンマの中でご飯を作っています。 きっと、何かを生産している人たち全てに共通する気持ちなのだろうと思います。
自校内での自給というシンプルな食品流通のしくみだからこそ
日常的に体感できることが沢山あります。
生徒たちはそういう環境の中で、
静かに「何か」を受け取って育っています。
そこで出される主食の殆どはお米。
麺やパン週1~2回であとはひたすらご飯食です。
そのお米は学校農場の1部門である作物部が一括して生産し、
9月の収穫時に、食堂へ新米を納品してくれます。
私たちはそれを1年間大事に食べ続けるわけです。
次の収穫までの1年間に消費するお米の量は、
毎年予想して決めています。
収穫時は、次年度の入学生の人数や
男女比がわかっていませんので、年によって
納品してもらう1年分のお米の量を読み間違い
足りなくなってしまうこともありますが、
基本100%自給してやってきました。
愛農高校の誇れる点でもあります。
本年の新米解禁は11月24日でした。
9月中旬には収穫できているのに、何故、というと、昨年度の収穫時に予想したよりも今年食べたお米の量が少なかったからでした。 足りなくなってしまうのとは逆に、思ったより食べてくれず余ってしまうこともあるのです。
自給するからこそ、取れたての野菜や卵や牛乳、果物、そしてお米を真っ先に食べることができます。 けれど、工業製品とは違う生き物を作っているのが農業です。 予定より多く採れた時は、だからこそ、余った古いものを食べ続けます。 食堂で日常的に使用している、市場では規格外品として値をつけられないいびつな野菜も、もっとも美味しいものを手に入れることができる私たちが、進んで食べています。
生徒たちが空が暗いうちから作業し、手にアカギレを作り育て上げたものですから、生徒たちに一番美味しい一番いいところを食べさせたい、という強い気持ちと、同時に、そうやって作られたものだからこそ、規格外だからといって廃棄するようなことはしてはいけないと思う気持ちと、いつもジレンマの中でご飯を作っています。 きっと、何かを生産している人たち全てに共通する気持ちなのだろうと思います。
自校内での自給というシンプルな食品流通のしくみだからこそ
日常的に体感できることが沢山あります。
生徒たちはそういう環境の中で、
静かに「何か」を受け取って育っています。
[ハットリ]
Posted by あいのう高校 at 07:12│Comments(2)
│あいのうごはん
この記事へのコメント
大変すばらしい取り組みに敬服します
ただ、味が今一歩 何回食べても美味しいと思えない。
私の味覚が異常なのか心配
もう少し品種の面で考え直したほうが、いいのでは、玄米でもうまいものがあるのでは
収量や育て方、管理イロイロ制約はあるが
ぜひ美味しい愛農のご飯に期待します
ただ、味が今一歩 何回食べても美味しいと思えない。
私の味覚が異常なのか心配
もう少し品種の面で考え直したほうが、いいのでは、玄米でもうまいものがあるのでは
収量や育て方、管理イロイロ制約はあるが
ぜひ美味しい愛農のご飯に期待します
Posted by 三船進太郎 at 2008年12月06日 19:53
>三船進太郎さま
コメントありがとうございます。
ご指摘感謝します。
ご作物部とも相談したいと思いますが、
調理場としてもまだ改善の余地が沢山残されていると考えています。
確かに設備や保存法や機器の性能にも制約はありますが、工夫したいと思います。
今後も宜しくお願いします!
コメントありがとうございます。
ご指摘感謝します。
ご作物部とも相談したいと思いますが、
調理場としてもまだ改善の余地が沢山残されていると考えています。
確かに設備や保存法や機器の性能にも制約はありますが、工夫したいと思います。
今後も宜しくお願いします!
Posted by ハットリ at 2008年12月07日 00:45