2009年02月01日
愛農全国大会二日目
大会の2日目は会場を青山ホールから愛農高校大講堂に
移して行われました。
今回の大会では特別講演として愛農高校の姉妹校である
プルム農業技術学校元校長、洪淳明(ホン・スンミョン)先生に
「韓国プルム専攻部のビジョン」と題してお話しして頂きました。
ホン先生のお話は非常に格調高く、韓国(プルム)と日本(愛農)が時代の壁を乗り越えてこれからの世界になすべきことを使命感をもって淡々とお話ししてくださいました。
愛農の学園長であられた故・小谷純一の思想が海を越え韓国に渡り、
その地で命を得て脈々と受け継がれていることに感銘を覚えました。
そして愛農高校がこれから進んで行かなければならない方向も、
ホン先生によって、より具体的に示された気持ちがしました。
「人格教育とはその人自身のみを教育するのでなく、その人と他者との関係性をも教育するということ」、
「学校と地域はひとつ、地域で黙々と生きる一人一人を教育し、彼らの中に、共に生きる命と平和を尊ぶ精神を育成することが大切である」などのお言葉が心に残りました。
これからますます地域社会での「ひと」のあり方が問われる時代になってくると思います。
愛農高校の生徒のみなさん一人一人の心を、未来の農村で生きる人間としていかに耕していけるか
私たちの教育者としてのあり方が問われていると感じました。
〔小泉〕
Posted by あいのう高校 at 17:39│Comments(0)
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