2009年03月04日
二年生朝拝
今日は2年生朝拝でMさんの当番でした。
Mさんは、日頃の生活の中で、いろんなことに疑問を持ち、悩んだり、考えたりしているようで、今日はそんなMさんの頭の中を少し紹介してくれました。
考えれば考えるほどわからない。わからないことだらけの日々。Mさんは特に、人間という生き物がわからないようです。
人はその数ほどに違いが存在する、混雑を極めた生き物。違いのある人間が、違いのある人間を評価しあう。個性とは?才能とは?基準の違った人間同士から導き出された当たり前や標準という基準にいったいどこまでの意味があるのか。愛農では寮やクラスで話し合う機会が多く、違いのある人間同士の思いをまとめるのは困難を極めます。そんなところから、Mさんもよく話し合う意味がわからなくなるそうです。
Mさんは人間のこと以外でも、世界というものに思いをよせて、物思いにふけってみたりするそうです。世界はなぜあるのか?自分がいなくなっても回り続ける地球の存在。
人間関係というものに抵抗を感じているMさんは、基本的に人間が怖いとさえ感じてしまうようです。感情と頭で考えていることに違いがあることで、別れというものに対しても、何も感じなかったりするそうで、そんな自分が冷たい人間なのかとさえ思ってしまう。
最後にMさんは、自分自身の朝拝に関して「いろいろ話したが、これはただの現実逃避」なのだと話し、改めて人間がわからないということを言い、朝拝を終えました。また、疑問を少しでも解明していくためにも、多くの人と話をすることを望んでいるようで、今日の朝拝に関してでみんなと話したい意志を話していました。
まだまだ、若い高校生という時期だからこそ悩めること考えられることがあるのだと思います。
たくさん悩んで、自分というを人間のキャパを増やし、広く大きなMさんとなってほしいなと願っています。
[三野]
Posted by あいのう高校 at 10:20│Comments(0)
│44期
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